島根県でマナー講師を行っております桑谷優子です。
本日のブログタイトルは
「時代が変わろうともマナーは永遠に必要です」です。
なぜでしょう?
時代の変化に対応するマナー
これだけ大きく時代が変化し、今までの常識が非常識となる時代です。
今までの常識のマナーは10年後には、いえ5年後にはもう非常識となっているものもあるかと思います。
例えば、名刺の渡し方にもマナーがありますが、もう近い将来にはデジタル名刺になり紙の名刺を渡すこともなくなってくることでしょう。
名刺の渡し方のマナーもいつか忘れられる時代がくるのかもしれません。
更に、冠婚葬祭・食事のマナーも多様化により変わってくるものだと思います。
昔はあったけど今はない挨拶のマナー
江戸時代までさかのぼってみますと、
道端で自分よりっ身分の高い人と出会ったら膝を付いて腰を曲げて挨拶を行っていました。
今では考えられませんよね!!
この挨拶は明治時代に廃止されましたが、これが昔は当たり前の挨拶のマナーとして浸透していたのです。
その名残として、今でも旅館では膝をついてお出迎えされるところもあります。
マナー根源は変わらない「お相手をおもいやる気持ち」
立って挨拶をする時代でも、座って挨拶をする時代でも、
変わらないのは「お相手を思いやる気持ち」です。
これがマナーの根源です。
私が、講義の前に必ず皆様にお伝えするのが
「マナーとはお相手を思いやる気持ちを体現すること」ということです。
どんなに時代が変わろうとも、これを忘れてはいけません。
IT化が進む時代だからこと、この部分はより大事にしていかなければならないのではないでしょうか。
お相手を思いやることはまだまだAIにもできません。
私たちは心通わせることのできる人間です。人間にしかできないことはたくさんあります。
マナーというと堅苦しいですが、普段の生活の中でお相手を思いやる気持ちを体現することを意識していけば、きっとより良い人間関係が築けることでしょう。
時代は変わろうともマナーは永遠に必要です。
どうか皆様の人生がマナーでより良いものになりますように。